SHINKA
~『深化』と『進化』が生み出す繋がりの連鎖による強靭な地域社会の創造~
間もなく「平成」という時代が幕を降ろします。平和を成すという願いを込めたこの時代において戦争こそ起こらなかったものの、バブル崩壊以降現在に至るまでの景気の不透明感、東日本大震災に代表される数多くの自然災害、政治や企業における様々な不祥事、人口減少・超高齢化社会への突入など、混迷を極めた時代であると感じます。このように激変する世の中においても、産業界においては目覚ましい進歩を遂げてまいりました。特に、情報通信技術の発展や交通インフラの整備に伴う物流の発達は、日本経済のグローバル化を進展させるととも に、消費者ニーズの多様化への対応を実現し、企業間取引や消費活動に対する利便性を飛躍的に向上させ、その形態は刻々と変化し続けている状況です。
このような中、中小・小規模企業で構成されるYEGは、各企業として団体としての『深化』と『進化』を模索していく必要があります。まずは、各企業として経営基盤の強化を図ることが求められます。前述の通り我々を取り巻く環境は刻一刻と変化し続けている中、時代への対応が企業経営にとっては最重要課題であるとも言えます。そのためには、様々な外的要因に対しても揺るぐことのない経営基盤を構築しておくことが必要だと考えます。それと共に、企業を取り巻く環境を踏まえて自社のあり方を今一度見つめ直し、真に必要とされ持続的に発展できる企業へと昇華していきましょう。
また、今後の地域経済を支えていく上で、様々な分野における連携が一つのキーワードとしてあげられるのではないでしょうか。様々な企業で構成されるYEGであるからこそ、新しい可能性が眠っているはずです。各企業が連携し新たな商品やサービスを開発すること、団体として行政および他団体と協働し地域社会に対する大きなインパクトを創出することこそ、YEGのメリットを最大限に生かすことであると考えます。新たなアイデアを生み出し、それを形にするためのアクションを起こすことは、成熟した青年期に信頼できる企業経営者と共に歩むYEGでなければ得がたい価値であります。
本年度は消費税の引き上げ、翌年には東京オリンピック開催など、今後も我々を取り巻く環境は変化し続けます。『深化』をもって基盤を作り、『進化』をもって困難を乗り越え、チャンスを掴む体制を作ることができるよう、YEGという繋がりの価値を最大限に高めましょう。そこから新たな繋がりが生まれ、地域社会の活性化を実現させるような連鎖を創造することを目的に活動に邁進していきたいと思います。一年間どうぞよろしくお願いします。
【スローガン】
SHINKA
~『深化』と『進化』が生み出す繋がりの連鎖による強靭な地域社会の創造~
【活動計画】
1.日光YEGの芯となるべき運営を行うとともに活動を対外へ発信する。
2.各企業の経営基盤を深化させるとともに地域社会において真に企業のあるべき姿を模索する。
3.企業間および団体間の連携を通して新たな可能性を引き出す。
4.会員間および会員家族間におけるさらなる信頼関係を構築する。
5.「必達100プロジェクト」として会員拡大を行い、組織力を強化し地域内での影響力を拡大する。
6.「協働によるYEGインパクト」として行政・地域団体と協働することによりインパクトを大きくする。
7.「提言スパイラル」として提言活動あり方を模索し、その効果を増幅させるための提案を行う。
8.地区会を通じて各地区の情報を取得し、必要に応じて協力体制をとる。
9.日光商工会議所(親会)との積極的な交流を図る。
10.日本商工会議所青年部、関東ブロック商工会議所青年部連合会、栃木県商工会議所青年部連合会が開催する各種事業へ積極的に参加する。
【委員会事業概要】
■総務広報委員会 -“芯”化-
1)総会・臨時総会の企画運営(5月・9月・3月)
2)役員会の運営ならびに議案編集および配信
3)HPおよびSNSの活用
■経営研修委員会 -“真”化-
1)経営基盤を強化させるためのセミナー
2)地域社会における企業のあり方についてのセミナー
■連携開発委員会 -“新”化-
1)企業連携によるコラボレーション企画の提案および開発
2)他団体との協働による地域社会にインパクトを与える事業
■拡大交流委員会 -“信”化-
1)会員拡大
2)会員間の親睦を図る事業
3)会員家族間の親睦を図る事業
■提言プロジェクトチーム
1)今後の日光YEGの提言活動に対する提案
■地区会
1)地域情報の循環およびイベントへの協力等